講演・口頭発表等

2010年2月25日

災害情報の提供を目的とした時間・位置・トレンドを考慮した環境情報クラウドの実現

情報処理学会研究報告. マルチメディア通信と分散処理研究会報告
  • 廣井 慧
  • ,
  • 遠峰 隆史
  • ,
  • 杉浦 一徳

記述言語
日本語
会議種別

近年インターネット技術を利用した災害情報の伝達が活発に行われるようになってきた.こうした情報は被災地の住民が身の安全確保に役立てることができるため,詳細な情報を必要なときに必要な住民へ伝達することは非常に有意義であると期待される.その一方,情報源や情報システムへのアクセスが集中し混雑が発生することにより,インターネットを介した情報を取得が行えない.目的とする情報が取得できなかった場合,被災地の住民は身の安全を確保するための適切な行動を起こせない可能性がある.本研究ではアクセス集中が発生する要因として,突発的なトレンドの集中に着目した.災害情報の適切な提供を目的とした時間・位置・トレンドを考慮した環境情報クラウドの実現を目指す.本研究で提案する環境情報クラウドによってトレンド集中を検知し,その結果に基づいてトラヒック分散・制御を行う環境情報クラウドを構築する.本稿では,環境情報クラウドの実現に向けて,突発的なトレンド集中の特性を検証するため行った試行実験の結果を報告する.

リンク情報
URL
http://ci.nii.ac.jp/naid/110008004629