2015年4月 - 2017年3月
文化地質学:人と地質学の接点を求めて
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
人と密接に関わる地質学である「文化地質学」を提唱し発展させるために、10の個別研究課題を設定し研究を進めた。それらは(1)地質資源としての石材、(2)歴史と地質、(3)文学・信仰と地質、(4)地域地質と人々、に大別される。研究成果の一部は日本地質学会学術大会にて発表された。また東京地学協会春季講演会では文化地質学に関わる4件の普及講演が行われた。月刊地球誌号外において文化地質学特集号を編集し、15篇の原著論文を発表した。神奈川県立および千葉県立博物館にて石材文化に関する普及展示および公開講演会を開催した。これらの活動を通して文化地質学が一定の認知を得たことで、今後の発展の礎を築くことができた。
- ID情報
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- 課題番号 : 15K12438
- 体系的課題番号 : JP15K12438