2008年 - 2010年
アバタの表情解釈と振舞いの文化間比較に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 20500196
- 体系的課題番号
- JP20500196
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 4,420,000円
- (直接経費)
- 3,400,000円
- (間接経費)
- 1,020,000円
- 資金種別
- 競争的資金
アバタを用いた文化間のオンラインコミュニケーションにおいて,アバタの見かけや振舞いの文化適応は重要であると考える.本研究では,アバタの表情解釈や振舞いに文化差があることを検証するために,表情解釈,および表情解釈に用いられる顔部位の一連の文化間比較実験を実施した.その結果,アバタの表情解釈には欧米諸国と日本において地域性を伴う文化差があること(2008年),また,表情解釈に用いられる顔部位にも文化差があること,すなわち日本人は目を中心に,ハンガリー人は口元を中心に表情解釈を行っていることが示された(2009-2010年).また,文化的に適応したアバタの振舞いによってアバタへの親近感が向上することが示された(2010年).これらの研究成果を元に,アバタの表情や振舞いの文化適応の重要性を指摘し,アバタのノンバーバル行動の文化適応モデルの構築研究へとつなげていきたい.
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 20500196
- 体系的課題番号 : JP20500196