共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年4月 - 2022年3月

地震災害後の高齢者QOL劣化状況把握と低減に資する時空間評価システムの構築

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
19K02359
体系的課題番号
JP19K02359
配分額
(総額)
3,510,000円
(直接経費)
2,700,000円
(間接経費)
810,000円

本研究は、平時から地震災害時を一貫的に捉え、地震災害後の高齢者QOL劣化抑制に資する時空間評価システムを構築することを目指す。具体的には介護・看護・医療ニーズの特に高い高齢者が集住する高齢者住宅等を対象に地震発生直後から1年間の健康被害の実態を図面分析と共に検証し、地震災害後の高齢者QOL劣化抑制に資する居住環境指標を抽出する。成果の特徴は、昼夜間人口比率の高い都市部における2次被害低減に向けた地区防災計画等に不可欠の資料となる。また住み慣れた地域で居住継続するための地域包括ケアシステム上の共助のさらなる在り方を考える際の特段の汎用性をもつ。
研究3年目の今年度は、コロナ禍で高齢者住宅等へ現地調査することができず、オンラインでのヒアリング調査を1件(熊本市東区にあるサービス付き高齢者向け住宅:2016年熊本地震)、現地でのヒアリング調査を1件(大阪市北区社会福祉協議会:2018年大阪北部を震源とする地震)であった。
地震災害による高齢者のQOL劣化状況把握のため、これまでに対象としている2地震(2018年大阪北部を震源とする地震、2018年北海道胆振東部地震)に加えて、石巻市災害弔慰金支給に係る資料と災害障害見舞金支給にかかる資料を収集している。高齢者住宅等(施設を含む)を対象に、1995年東北地方太平洋沖地震発生後から高齢者の被害実態を一部把握した。具体的には、停電による在宅酸素療法等の在宅療養の継続不可、交通事情等により救急車が現場に来られず医療機関への搬送の遅延、高齢者住宅等の介護機能の低下により転居・移動を繰り返し、既往症が増悪した事例が見られた。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19K02359
ID情報
  • 課題番号 : 19K02359
  • 体系的課題番号 : JP19K02359