2018年6月
大学生の献血協力者を増加させるための方策
福井工業大学研究紀要第48号
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- 開始ページ
- 142
- 終了ページ
- 147
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
本研究は、福井県内の大学生156名を対象にアンケート調査を行い、献血に対する意識により献血協力率向上のための取り組みを提案することを目的とした。その結果、定期的に献血に協力している者は、「自分の血液が誰かの役に立つため」という意識を有している傾向にあった。一方、最近一年間は献血に協力していない、および献血経験がない者は、「忙しくて時間がないため献血に協力していない」と回答する傾向にあった。大学の授業や大学生を対象とした講習会等で血液が必要とされる現場や現状を多くの者に知ってもらうこと、献血バスの増車に加え、大学生の生活スタイルに合わせた献血の実施日や時間について再検討することで、献血協力者数は増加するかもしれない。