共同研究・競争的資金等の研究課題

2015年4月 - 2020年3月

モダンの黎明──1920-30年代の移郷者たちと「危機の20年」の文化史

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)
  • 吉田 朋正

課題番号
15K02345
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
3,900,000円
(直接経費)
3,000,000円
(間接経費)
900,000円
資金種別
競争的資金

「狂騒の1920年代」とも呼ばれる戦後アメリカの好況期と、ウォール街株価大暴落に始まる「大恐慌」の1930年代。別々に捉えられがちなこの二つのdecadesを、むしろ二つの大戦に挟まれたひとつのエポックとして読み解き、英米を中心とする新たな国際秩序が形成されたこの「危機の20年」(E. H. Carr)に育まれた密かな文化史的水脈を探ることが本研究の目的である。
前年度は、これまでの研究成果を初の単著である『エピソディカルな構造──〈小説〉的マニエリスムとヒューモアの概念』(彩流社、2018年8月)の主要部分を構成する一章として公表することができた(最終章「モダンの二重螺旋──E・ウィルソン、M・カウリー、K・バークの一九三〇年代」)。
今後はこの成果を踏まえながら、特に1930年代のケネス・バークの理論的な仕事へと焦点を移し、今後のモノグラフ的研究の基礎部分を準備して行く予定である。