2020年12月1日
外反膝変形を伴う臀筋内脱臼に対するTHAの1例
日本人工関節学会誌
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- 巻
- 50
- 号
- 開始ページ
- 767
- 終了ページ
- 768
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- (一社)日本人工関節学会
80歳女性。5歳時に左先天性股関節脱臼を指摘されるも未治療であった。今回、右股痛と左膝痛による歩行困難が出現し、当院へ紹介となった。歩行レベルは屋内が4点杖と伝い歩きで、屋外は車椅子を使用していた。X線像により著明な外反膝変形を伴う臀筋内脱臼と診断され、短縮骨切り術とLCPを併用した人工股関節全置換術を行い、術後2ヵ月目に人工膝関節置換術(TKA)を予定した。経過中に再脱臼を認め、再置換術を要したが、その1週後にTKAを予定通り施行することができた。その結果、術後1年経過で左膝の可動域は15〜100度で、再脱臼や疼痛はみられず、20分程度の杖歩行が可能である。
- ID情報
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- ISSN : 1345-7608
- 医中誌Web ID : 2021171190