共同研究・競争的資金等の研究課題

2021年4月 - 2024年3月

神経障害性疼痛患者におけるHMGB1を用いた新規診断体系の確立

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
21K11239
体系的課題番号
JP21K11239
配分額
(総額)
4,160,000円
(直接経費)
3,200,000円
(間接経費)
960,000円

岡山大学、関連病院を受診した慢性痛患者における神経障害性疼痛の存在を調査した。診断ツールとしてpainDETECTを使用した。また、慢性痛における心因性疼痛の割合を明らかにするために、心因性疼痛の評価としてBS-POP (Brief Scale fir Psychiatric Problems in Orthopaedic Patients)、SDS (Self-Rating Depression Scale)、HADS (Hospital Anxiety and Depression Scale)を使用した。慢性痛患者が当初の予定よりも少なかったため、引き続き症例数を増やしている段階である。
3ヵ月以上持続する慢性痛を主訴に外来を受診した患者に対し、上記のごとくpainDETECTおよびSDS、HADS等を用いて侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、心因性疼痛の3群に分けた上で、血液中のHMGB1濃度を測定し、3群間で有意差を認めるかを検討した。神経障害性疼痛と診断された患者に対しては、プレガバリン150mg/日を8週間投与した。初診時と治療中の血液からHMGB1濃度を測定した。
疼痛に関する学会に参加し慢性痛に関する知識を深めた。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21K11239
ID情報
  • 課題番号 : 21K11239
  • 体系的課題番号 : JP21K11239