2018年
マルチスケール二次微分カーネルを用いた写真画像によるコンクリート表面のひび割れ幅測定
土木学会論文集F1(トンネル工学)
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 74
- 号
- 2
- 開始ページ
- I_30
- 終了ページ
- I_39
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2208/jscejte.74.i_30
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
市販のデジタル一眼レフカメラで撮影した画像を用いてトンネル壁面のひび割れ幅を高い精度で測定する方法を開発した.平滑化によるノイズ除去とエッジ抽出を同時に行う二種類のサイズの二次微分カーネルを用いることにより,露光量不足やノイズの存在などの悪条件下でも精度よくひび割れの方向とエッジ位置を特定することを可能とした.また,ひび割れ近傍に貼付した校正用チャートを用いて撮影角度による画像の歪みと撮影倍率誤差の補正を行い,正確な実寸長(mm)への変換も可能となった.さらに,この変換誤差から画像ごとのひび割れ幅の測定精度を決定できるため,より精緻な解析を行うことも可能となる.本報告では,ひび割れ幅測定の新たなアルゴリズムと,実際のトンネルで撮影された画像を用いた検証結果について報告する.
- リンク情報
- ID情報
-
- DOI : 10.2208/jscejte.74.i_30
- eISSN : 2185-6575
- CiNii Articles ID : 130007603494
- CiNii Research ID : 1390282763100853888