MISC

2015年6月

長時間脳波の判読、発作間欠期と発作時脳波について

てんかん研究
  • 大坪 宏
  • ,
  • 飯田 幸冶
  • ,
  • 秋山 倫之
  • ,
  • 馬場 史郎
  • ,
  • 佐藤 洋輔
  • ,
  • 加藤 量広
  • ,
  • 越智 文子

33
1
開始ページ
126
終了ページ
135
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.3805/jjes.33.126
出版者・発行元
一般社団法人 日本てんかん学会

長時間ビデオ脳波には、頭皮上はもちろんのこと、頭蓋内脳波においてはさらに膨大な情報量が含まれています。この論文では、てんかん外科の対象となる症例の脳波判読に、是非参考にしていただきたいキーポイントを紹介します。発作間欠期における;1)皮質形成異常にみられる心電図のようにリズミックな棘波、2)Generalized paroxysmal fast activity(GPFA)の側方性、3)REM睡眠時の発作間欠期脳波、発作時に関連した;4)側頭葉てんかんの心電図変化は側方性のヒント、5)筋電図も側方性の重要なヒント、6)皮質形成異常の発作直前に起きている頭蓋内脳波変化(棘波内高周波と除波のパワーバランスの崩壊)、の6つです。これらのポイントを抑えることで、てんかん病態の把握、特に外科適応評価がより確実になると考えています。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.3805/jjes.33.126
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130005092317
ID情報
  • DOI : 10.3805/jjes.33.126
  • ISSN : 0912-0890
  • 医中誌Web ID : 2016029274
  • CiNii Articles ID : 130005092317
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000301714229

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