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2019年3月

てんかんの治療Update 新規抗てんかん薬の使い方 エキスパートオピニオン てんかん症候群における新規抗てんかん薬の使い方

脳と発達
  • 秋山 倫之

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2
開始ページ
101
終了ページ
105
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)日本小児神経学会

過去十数年において新たな抗てんかん薬が次々と使用可能になったが、選択に悩む機会も同時に増えた。新規抗てんかん薬の中では、副作用が比較的少なく治療スペクトルの広いlevetiracetam、lamotrigine、次いでperampanelが有用な選択肢と思われる。Topiramateは副作用が多めではあるが、種々の発作型に対しての有効性は高い。VigabatrinはWest症候群、rufinamideはLennox-Gastaut症候群、stiripentolはDravet症候群に特化した治療薬である。Lacosamideは、levetiracetamやtopiramateと並び、睡眠時持続性棘徐波を示すてんかん性脳症の新たな治療選択肢になる可能性がある。新旧薬剤の特徴を熟知し、上手に選んで使用することが肝要である。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0029-0831
  • 医中誌Web ID : 2019130054

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