論文

査読有り
2002年9月

ホウ素中性子捕捉療法におけるJRR-4中性子ビームの放射線生物学的線量評価

Research and Development in Neutron Capture Therapy
  • 山本 哲哉*
  • 松村 明*
  • 山本 和喜
  • 熊田 博明
  • 堀 直彦
  • 鳥居 義也
  • 遠藤 聖*
  • 松下 明*
  • 吉田 文代*
  • 柴田 靖*
  • 能勢 忠男*
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開始ページ
697
終了ページ
700
記述言語
英語
掲載種別

ホウ素中性子捕捉療法を実施するに当たり、各元素に対する生物学的効果比(RBE)は重要である。原研のJRR-4の中性子ビーム設備において、各ビームスペクトル毎のRBEをそれぞれ測定した。実験は、細胞実験による細胞生存率を評価して行った。熱外中性子ビームモード及び、熱中性子ビームモード1、及び2のホウ素のRBEはそれぞれ、3.99$\pm$0.24,3.04$\pm$0.19,1.43$\pm$0.08という結果を得た。実際のBNCTの臨床成績を評価するために、今後もさまざまなビームスペクトルでの細胞実験及びファントムによる細胞実験を重ねるものである。細胞実験から得られたそれぞれのビームに対するRBEとその特徴について報告する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?20831

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