2011年 - 2012年
生体信号による気分障害の客観的評価方法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
- 課題番号
- 23700795
- 体系的課題番号
- JP23700795
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 3,380,000円
- (直接経費)
- 2,600,000円
- (間接経費)
- 780,000円
- 資金種別
- 競争的資金
難治性うつ病患者を対象に修正型電気痙攣治療を行い、施行過程における身体活動時系列データの長期連続計測および24時間ホルター心電計計測を行った。精神行動異常の客観的指標として開発した休息・活動のダイナミクスに関わる行動組織化指標を評価した結果、mECT対象患者では、先行研究での大うつ病性障害患者の結果とは異なり、治療前においても行動変容がみられず、さらに、治療後においても明らかな変化は見られなかった。一方、心拍変動では、交感神経活動を反映する非ガウス性指標がmECT治療後に増加する傾向が確認された。開発指標の限界を明らかにするとともに、難治性患者の病態とmECT治療の奏功機序に関する知見を得た。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 23700795
- 体系的課題番号 : JP23700795