2020年4月 - 2023年3月
単一遺伝子内の染色体逆位がもたらすナミテントウの斑紋多様化の分子基盤
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
本研究では、単一遺伝子の染色体逆位がいかにして表現型の多様化をもたらすのかに着目し、その背景にある分子基盤の解明を目的とした。今年度は、ナミテントウの斑紋の多様化に寄与するpannier遺伝子座で生じた染色体逆位領域の周辺のエピゲノム情報の収集とゲノム編集による機能解析系の確立を推進した。主要4斑紋型のエピゲノム情報が揃いつつあるとともに、CRISPR-Cas9を用いたノックアウトの実験系を確立した。染色体逆位によって引き起こされたエピゲノム情報変化の推定と機能解析を進める準備が整った。
- ID情報
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- 課題番号 : 20H03003
- 体系的番号 : JP20H03003