Jul 18, 2013
細粒度の情報追跡による機密情報送信の動的制御手法 (マルチメディア情報ハイディング・エンリッチメント)
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報
- ,
- Volume
- 113
- Number
- 138
- First page
- 135
- Last page
- 141
- Language
- Japanese
- Publishing type
- Publisher
- 一般社団法人電子情報通信学会
近年,Android端末の普及に伴い,Androidを標的とするマルウェアが増加し,マルウェアへの対策が重要視されている.特に,マルウェアによる端末外部への機密情報の漏洩が問題となっている.この問題に対処するために,機密情報の伝搬を追跡し,機密情報が外部に漏洩する際に利用者の判断に従ってAPの動作を動的に制御する手法を提案する.具体的には,提案手法は,TaintDroidを利用し,機密情報の伝搬を変数レベルで細粒度に追跡する.端末外部に機密情報が漏洩する場合,利用者の判断に従ってAPの動作を制御する.これにより,端末外部への機密情報の漏洩を防止する.また,端末外部に送信される機密情報をダミーデータに置換し,機密情報の漏洩を防止する.これにより,APの正常な動作をできるだけ妨げることなく機密情報の漏洩を防止できる.さらに,AP間で機密情報のやり取りがあった場合,機密情報の漏洩に関わったAP名を取得し,機密情報の伝搬経路を把握する.これにより,利用者は機密情報の漏洩の伝搬経路とその漏洩に関わったAPを正確に把握し,漏洩要因の各APに対処できる.
- Link information
-
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009773096
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12526316
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/024743944
- ID information
-
- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110009773096
- CiNii Books ID : AA12526316