MISC

2012年1月

脊髄後角に入力するラット一次求心性ニューロンの活動電位に及ぼすオピオイドの作用

脊髄機能診断学
  • 水田 恒太郎
  • 藤田 亜美
  • 岳 海源
  • 蒋 昌宇
  • 井上 将成
  • 朴 蓮花
  • 楊 柳
  • 上村 聡子
  • 川崎 弘貴
  • 八坂 敏一
  • 熊本 栄一
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33
1
開始ページ
54
終了ページ
63
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
エーザイ(株)

ラット後根神経節(DRG)ニューロンに細胞内誘導法を適用し、様々な化学構造を持つオピオイド(モルヒネ、コデインおよびエチルモルヒネ)が個々の1次求心性ニューロンの活動電位(AP)にどのような作用を及ぼすか調べた。また、それらのAP抑制にオピオイドの化学構造の違いが関与するかどうかについても検討した。オピオイドは、Af、AsおよびCニューロンのAPのいずれに対してもその受容体の活性化を介さずに可逆的かつ濃度依存的に抑制した。Afニューロンにおけるオピオイド作用には構造活性連関が見られ、ベンゼン環にある-OH基が重要であることが明らかになった。AニューロンとCニューロンにおけるオピオイド作用は強弱2つのパターンを示した。

ID情報
  • 医中誌Web ID : 2012162597

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