論文

査読有り 筆頭著者
2020年10月

看護管理者対象のSOC(首尾一貫感覚)向上プログラムの試みとその有用性(第1報) SOCスケール日本語版、看護専門職における自律性測定尺度、看護管理者のコンピテンシー評価尺度得点の変化

アディクション看護
  • 松下 年子
  • 河口 朝子
  • 原田 美智
  • 神坂 登世子
  • 米山 和子
  • 片山 典子
  • 小林 一裕
  • 荒木 とも子
  • 大澤 優子
  • 内野 小百合
  • 塩月 玲奈
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17
2
開始ページ
33
終了ページ
53
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本アディクション看護学会

関東圏と九州圏の看護師配置7対1をクリアする500床以上の総合病院9施設の看護管理者、180名を対象にSense of Coherence(SOC:首尾一貫感覚)向上プログラムを実施した。プログラムを通じて看護管理者のSOCや、看護専門職における自律性、看護管理者のコンピテンシーがいかに変化するかを掌握するとともに、プログラムの有用性を評価することを目的とした。研究方法は、年4回にわたる講義・グループワーク(プログラムの実施)と質問紙調査、インタビュー調査を用いた縦断的介入調査である。本稿では、質問紙調査結果のうち尺度得点とその変化等について報告する。まずSOCスケール日本語版得点、看護専門職における自律性測定尺度得点、看護管理者のコンピテンシー評価尺度得点はいずれも、プログラム前から後にかけて有意に上昇していた。次にプログラム前後の両時点における、すべての尺度得点と属性等の変数間の相関係数からは、両時点とも、SOC得点とその他の各尺度得点間においては弱から中等度の正の相関が、各尺度の下位尺度得点間では中等度から高い正の相関が認められた。他には年代が高いほど、経験年数が長いほど、SOC既知度が高いほど各尺度得点は高かった。最後に、属性等別のプログラム前の各尺度得点と、プログラム前後の各尺度得点の変化量を検定したところ、性別、年代別、職位別、看護師経験年数別、看護管理者経験年数別で、一部の尺度得点のプログラム前得点と、前後の変化量に有意差が認められた。(著者抄録)

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ID情報
  • ISSN : 1349-7472
  • 医中誌Web ID : 2021150046

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