2013年4月 - 2016年3月
人工照明下における植物個体間の生態的相互作用の解明とその応用に関する基礎的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
- 課題番号
- 25660199
- 体系的課題番号
- JP25660199
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 4,030,000円
- (直接経費)
- 3,100,000円
- (間接経費)
- 930,000円
- 資金種別
- 競争的資金
本研究では,キュウリ実生個体群をR/FR比1.2のメタルハライドランプ(ML)照射下または,R/FR比10の蛍光灯(FL)照射下で育成し,光獲得の過程とその後の成長を評価した. ML照射下に比べて,FL照射下では初期の光獲得の優位性がその後も変化しにくく,初期に有意な個体ほどその後の成長は大きくなった.このことは,R/FR比の高い光照射下では個体間の光獲得競争が起こりにくく,その結果として,初期の光獲得の優位性がその後の成長に影響しやすくなることを意味する.光質が個体間の相互作用を通して,成長に影響することは,人工光で植物を育成するときの光源を選択する際に考慮すべきであろう.
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 25660199
- 体系的課題番号 : JP25660199