2013年 - 2016年
ω3系脂肪酸と集団認知行動療法によるうつ状態の増悪予防法の開発
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(B)) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 25282207
- 体系的課題番号
- JP25282207
- 配分額
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- (総額)
- 14,820,000円
- (直接経費)
- 11,400,000円
- (間接経費)
- 3,420,000円
- 資金種別
- 競争的資金
本研究では日本人勤労者の自殺及び過労死の予防的な方略の検討として,軽中度うつ及び精神的苦痛を有する勤労者を対象としたランダム化比較試験を行うことを研究期間中の大目的としている。主として、「集団認知行動療法+ω3系脂肪酸」介入と「集団認知行動療法+プラセボ」介入の抑うつ感軽減効果を比較検討することを目的としている。この検討により,両介入の抑うつ感軽減効果を主として,各介入の効果面でのアドバンテージが明らかにできる。本研究の直接的な目的はうつ状態の増悪予防であり,高次の目的は日本人勤労者のメンタルヘルス向上である。当該年度である研究1年目(平成25年度)の前半においては,先に、研究に関連するエビデンスを収集し、エビデンステーブルとしてまとめた。また、各者の役割分担を明確にすることを目的として、研究代表者及び研究分担者間でミーティングを行った。それと平行して、実験機器と消耗品の準備及び集団認知行動療法のプログラム準備を行った。集団認知行動療法のプログラムについては、軽中度うつの対象者に特化した内容で構成した。次いで、ω3脂肪酸サプリメントとうつとの関連についてのエビデンスを参考にして、サプリメントの配合・開発等を行った。1年目の後半では,インフォームド・コンセントを実施し,研究参加の同意を得た者を対象にしたプレスタディを実施した。このプレスタディにより、無作為化比較試験に耐えうるサンプル数の算出を行った。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 25282207
- 体系的課題番号 : JP25282207