論文

2016年6月

重度脳卒中患者における入院1 ヵ月時のMotor Assessment Scale と退院時FIM との関連:─偏相関分析による検討─

理学療法学
  • 佐藤 惇史
  • ,
  • 藤田 貴昭
  • ,
  • 小沼 亮
  • ,
  • 奥田 裕
  • ,
  • 山本 優一
  • ,
  • 潮見 泰藏

43
3
開始ページ
236
終了ページ
240
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.15063/rigaku.11137
出版者・発行元
日本理学療法士学会

【目的】重度脳卒中患者において入院1 ヵ月時のどの起居動作が,ADL 自立度と関連するのかを明らかにすること。【方法】入院時Functional Independent Measure(以下,FIM)が40 点未満の初発脳卒中患者25 名の入退院時FIM,入院時と1 ヵ月時のMotor Assessment Scale(以下,MAS)を評価した。偏順位相関にて,退院時FIM,FIM 利得と1 ヵ月時のMAS 各項目との相関係数を算出した。【結果】退院時FIM と「起き上がり」「座位バランス」「座位から立位」,FIM 利得と「寝返り」「起き上がり」「座位バランス」「座位から立位」との間にそれぞれ有意な相関が認められた。両者とも相関係数は「座位バランス」「座位から立位」が特に高かった。【結論】退院時ADL やADL の改善には,入院1 ヵ月時点での起居動作が関連し,特に「座位バランス」と「座位から立位」が重要であることが示唆された。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.15063/rigaku.11137
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201602292180857013
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130005157608
ID情報
  • DOI : 10.15063/rigaku.11137
  • ISSN : 0289-3770
  • J-Global ID : 201602292180857013
  • CiNii Articles ID : 130005157608
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000325829579

エクスポート
BibTeX RIS