2011年 - 2012年
Derlin1またはHRD1による疾患関連ABCトランスポーターの翻訳後発現調節
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
本研究では, 疾患関連 ABC トランスポーターBCRP および ABCG5/ABCG8の翻訳後発現調節機構を明らかにすることを目的とした. その結果, Derlin-1 が, 野生型 BCRPの小胞体からゴルジ体への輸送経路を抑制し, 一方, 脱 N 型糖鎖型 BCRP を分解させる因子であることが明らかになった.さらに,HRD1 は,ABCG8 タンパク質の翻訳後 N 型糖鎖修飾を負に調節し,ABCG5/8 の発現を低下させる因子であることが明らかになった.
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- 課題番号 : 23790188
- 体系的課題番号 : JP23790188