共同研究・競争的資金等の研究課題

2021年4月 - 2024年3月

リスク社会と教員養成の研究-With coronaのなかの問題解決思考の育成-

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
21K02583
体系的課題番号
JP21K02583
担当区分
研究分担者
配分額
(総額)
4,160,000円
(直接経費)
3,200,000円
(間接経費)
960,000円

2022年度は、コロナ禍の影響もあり、対面式での研究会や調査研究は実施不可能であった。そのためにオンラインでの学習会や研究会を実施し、またメール等での議論を展開した。また併せて職場単位では対面式の議論を部分的には展開させてきた。研究の中心は、初年度ということもあり、coronaパンデミックを背景とした現代リスク社会に関する学習会を開催した。2回の外部講師を中心とした学習会、そして1回の本科研分担研究者による問題提起と研究会を開催(ZOOM)した。
・第一回研究会 華井和代氏(東京大学未来ビジョン研究センター講師):テーマ「コンゴの紛争状況と紛争資源問題の現状」についてご報告いただき、日本企業のサプライチェーンなどについて議論した。分担研究者とともに、小中高校の教員が15人ほど、それに高校生が5人ほど参加した。SDGsのもとで、資源の分配と先進国企業の責任の在り方が具体的に示され、広い視点からの教育実践の課題が示された。
・第二回研究会12月28日にオンラインで開催した。今日の教育改革と「深い学び」論について検討した。とくに松下佳代氏の「深い学び」論を取り上げた。3人の報告があり、坂井俊樹(代表)、冨田俊幸(分担研究者)、寺本妙子(分担研究者)が批判的に分析、提案した。そこでは、内容と教材(コンテンツ)の分析がもっと深められる必要があるとの議論が展開され、つねにコンテンツと一体化させた資質能力論でなければならないとした。
・第三回は、2022年2月6日(日)に開催した。講師は、大阪府豊中市福祉部福祉事務所所属(ケースワーカー)の東村愛子氏と岡崎葉子氏である。テーマは、「豊中市での生活保護世帯と子どもたち」で、生活保護世帯という最前線で活動されるケースワーカーの状況を知ることができた。教育実践上の課題を議論をした。
以上の報告と議論の成果は、文字起こしして、今後の研究の枠組みとした。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21K02583
ID情報
  • 課題番号 : 21K02583
  • 体系的課題番号 : JP21K02583

この研究課題の成果一覧

論文

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講演・口頭発表等

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