2021年9月
【膵疾患に対する内視鏡診療のすべて】膵疾患に対する内視鏡治療 急性膵炎後局所合併症に対するEUS下治療
消化器内視鏡
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- 巻
- 33
- 号
- 9
- 開始ページ
- 1467
- 終了ページ
- 1475
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (株)東京医学社
急性膵炎後の局所合併症である膵仮性嚢胞(PPC)や被包化膵壊死(WON)に対する治療法として、EUS下経消化管的ドレナージから内視鏡的ネクロセクトミーへと治療効果に応じて侵襲度を上げていく内視鏡的step-up approachが普及しつつある。さらにLAMSの登場によって、従来のプラスチックステントよりも効率的なドレナージが可能となった。しかし最近のランダム化比較試験において、LAMSを長期間留置することによりステント関連の偶発症発生率が高くなることが示されたため、画像による定期的なフォローやWONが改善した場合は留置後3週間以内の抜去が提案されている。今後はさらなる治療成績の向上と、偶発症の低減を目指したストラテジーの立案が期待される。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 0915-3217
- ISBN : 9784885636516
- 医中誌Web ID : 2021368623