共同研究・競争的資金等の研究課題

2015年4月 - 2017年3月

ウイルスキャプシドを基盤とした新規ナノ分子運搬容器の開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究  挑戦的萌芽研究

課題番号
15K13786
体系的課題番号
JP15K13786
配分額
(総額)
3,900,000円
(直接経費)
3,000,000円
(間接経費)
900,000円

本研究ではウイルスの代表的構造である正二十面体構造を有するRNAファージMS2のキャプシドを合成標的に選択して、その合成を試みた。RNAファージMS2は大腸菌に感染するウイルスで、最も原始的なものに分類される。その構造はウイルスの中でも単純で、外殻のキャプシドは180分子のタンパク質からなる正二十面体構造をとる。本研究ではキャプシドを構成する129残基のアミノ酸からなるタンパク質の合成を検討し、三つのフラグメントの連結を想定し、これらの固相合成に成功した。また、フラビウイルス属のウイルスのキャプシドタンパク質の合成法を確立し、ssDNAの添加によりキャプシドが形成することを確認した。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-15K13786/15K13786seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15K13786
ID情報
  • 課題番号 : 15K13786
  • 体系的課題番号 : JP15K13786