共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2022年3月

ヒト生殖細胞発生機構の解明とその試験管内再構成

日本学術振興会  科学研究費助成事業 特別推進研究  特別推進研究

課題番号
17H06098
体系的課題番号
JP17H06098
配分額
(総額)
565,890,000円
(直接経費)
435,300,000円
(間接経費)
130,590,000円

本研究では、ヒト生殖細胞発生過程の試験管内再構成を発展させ、ヒト生殖細胞の発生機構とその異常に関する特段の知見を得る基盤を形成する。具体的には、マウス・カニクイザルをモデル生物とし、またヒト細胞を用い、1) 規定条件に基づくマウス始原生殖細胞様細胞 (primordial germ cell-like cells: PGCLCs) の雌雄生殖細胞への分化制御法の開発、2) カニクイザルPGCLCsのエピゲノムリプログラミング誘導法・雌雄生殖細胞への分化制御法の開発、3) ヒトPGCLCsのエピゲノムリプログラミング誘導法・雌雄生殖細胞への分化制御法の開発、4) ヒトiPSCsからのヒト生殖巣体細胞系譜の誘導法の開発、の4つの研究を統合的に推進する。本研究により、マウス・サル・ヒトにおいて、生殖細胞発生過程に伴う顕著な現象(エピゲノムリプログラミングと雌雄分化)が試験管内で再
現可能となると期待される。
1) では、マウスPGCLCs増殖培養法の改善、雌性分化を誘導する転写制御機構の解明、雄性分化因子のスクリーニング、2) では、カニクイザルESCs安定培養法とPGCLCs誘導法の確立、カニクイザル胚におけるX染色体動態の解明、カニクイザル・マウス異種間再構成卵巣法によるカニクイザルPGCLCsの卵原細胞への分化・成熟法の開発、カニクイザル卵原細胞を原始卵胞に分化させる方法論の開発、3) では、多数の雌雄ヒトiPSCsのエピゲノムプロファイルの検証、ヒトPGCLCsを誘導する転写制御機構の解明、ヒトPGCLCs増殖法の開発、ヒト・マウス異種間再構成卵巣によるヒトPGCLCsの卵原細胞への分化・成熟法の開発、4) では、マウス・カニクイザル・ヒト試料を用いて生殖巣体細胞発生に至る経路の解析、ヒト生殖巣体細胞系譜分化のレポーターシステムの確立、を行った。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-17H06098/17H06098_saitaku_gaiyo_ja.pdf
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-17H06098/17H06098_saitaku_shoken_ja.pdf
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-17H06098/17H06098_kenkyu_shinchoku_hyoka_genchi_chosa_ja.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17H06098
ID情報
  • 課題番号 : 17H06098
  • 体系的課題番号 : JP17H06098