角皆 宏
ツノガイ ヒロシ (Tsunogai Hiroshi)
更新日: 09/08
基本情報
- 所属
- 上智大学 理工学部情報理工学科 教授
- 学位
-
博士(理学)(早稲田大学)
- 連絡先
- tsuno-hsophia.ac.jp
- 研究者番号
- 20267412
- J-GLOBAL ID
- 200901084680158590
- researchmap会員ID
- 1000212241
1993年頃~:代数多様体の基本群に付随するGalois表現について研究を始める
1995年頃~:特に外Galois表現の次数Lie環化について、計算機による具体的な計算のためのプログラムの開発や、実際に計算を行なって現象を観察することを始める
1997年頃~:点配置空間やその上の群作用を利用したGrothendieck-Teichmueller群内でのGalois像の性質の研究や、dessin d'enfantsにも関心を拡げる
2000年頃~:多重ゼータ値やそれらが成す環にも関心を拡げる
2002年頃~:Galois群の構成問題(特に生成的多項式の構成)やNoether問題にも関心を拡げる
2016年頃~:簡明な生成的多項式の代数的整数論への応用にも関心を拡げる
○研究活動:整数論。以前は基本群に付随するGalois表現を中心に研究していたが、近年はGaloisの構成問題、特に生成的多項式の具体的構成やNoetherの問題およびその変種、それらの代数的整数論への応用などに研究の中心を移している。
○教育活動:数学科目の他、数学科・情報理工学科科目の情報系科目や教職課程科目の数学科教育法を担当。
(研究テーマ)
整数論
経歴
9-
2012年4月 - 2013年3月
-
2011年4月 - 2012年3月
-
2010年4月 - 2011年3月
-
2007年4月 - 2009年3月
-
2008年4月 - 2008年9月
-
2006年4月 - 2006年9月
-
2005年4月 - 2006年3月
-
1997年4月 - 1998年3月
-
1994年4月 - 1996年3月
学歴
1-
1992年4月 - 1995年3月
委員歴
3-
2024年3月 - 2025年2月
-
2021年3月 - 2022年2月
-
2010年7月 - 2014年6月
論文
14-
京都大学数理解析研究所講究録別冊 86 331-349 2021年7月 査読有り招待有り筆頭著者責任著者
-
Tokyo Journal of Mathematics 39(3) 901-922 2017年3月1日 査読有り招待有り筆頭著者責任著者
-
Galois-Teichmüller Theory and Arithmetic Geometry (Advanced Studies in Pure Mathematics 63) 63 189-220 2012年 査読有り
-
Journal of the Institute of Mathematics of Jussieu 9(2) 431-448 2010年4月 査読有り
-
Primes and knots (Contemporary mathematics, 416) 416 197-211 2006年 査読有り
-
Primes and knots (Contemporary mathematics, 416) 416 263-284 2006年 査読有り
-
PROCEEDINGS OF THE JAPAN ACADEMY SERIES A-MATHEMATICAL SCIENCES 79(9) 142-145 2003年11月 査読有り
-
Forum Mathematicum 15(6) 877-892 2003年 査読有り
-
ISRAEL JOURNAL OF MATHEMATICS 136(1) 221-250 2003年 査読有り
-
MATHEMATICS OF COMPUTATION 68(228) 1649-1662 1999年10月 査読有り
-
PROCEEDINGS OF THE JAPAN ACADEMY SERIES A-MATHEMATICAL SCIENCES 73(2) 29-31 1997年2月 査読有り
-
Publications of the Research Institute for Mathematical Sciences 31(1) 113-134 1995年3月 査読有り筆頭著者責任著者
-
Mathematische Nachrichten 171(1) 315-324 1995年 査読有り筆頭著者責任著者
-
Journal für die reine und angewandte Mathematik (Crelles Journal) 1993(441) 115-144 1993年8月1日 査読有り
MISC
12-
数学セミナー 62(6) 12-18 2023年5月 招待有り
-
日本数学会機関紙「数学通信」 24(3) 84-87 2019年11月1日 招待有り筆頭著者責任著者
-
数理解析研究所講究録 1813 167-182 2012年10月 筆頭著者責任著者
-
数学セミナー 50(6) 16-21 2011年5月 招待有り
-
数学セミナー 48(8) 32-38 2010年7月 招待有り筆頭著者責任著者
-
日本数学会「数学通信」 14(3) 6-17 2009年11月4日 招待有り筆頭著者責任著者
-
数理解析研究所講究録 1451 265-274 2005年10月
-
数理解析研究所講究録 1324 207-216 2003年5月
-
数理解析研究所講究録 1267 197-208 2002年6月
-
数理解析研究所講究録 1154 191-202 2000年5月
-
数理解析研究所講究録 958 129-140 1996年8月
-
数理解析研究所講究録 884 129-140 1994年9月
書籍等出版物
4-
京都大学数理解析研究所 2020年10月
-
京都大学数理解析研究所 2020年4月
-
第12回整数論サマースクール 2005年2月
講演・口頭発表等
24-
「dessinの数え上げと計算」セミナー 2022年11月21日
-
早稲田整数論セミナー 2022年9月30日 招待有り
-
第27回整数論サマースクール「構成的ガロア逆問題と不変体の有理性問題」 2019年9月9日 第27回整数論サマースクール世話人 招待有り
-
第27回整数論サマースクール「構成的ガロア逆問題と不変体の有理性問題」 2019年9月7日 第27回整数論サマースクール世話人 招待有り
-
上智大学数学談話会 2019年4月26日 上智大学大学院理工学研究科理工学専攻数学領域
-
代数的整数論とその周辺2018 2018年11月28日
-
早稲田整数論セミナー 2018年6月29日
-
早稲田整数論セミナー 2016年10月21日
-
Low dimensional topology and number theory VIII 2016年3月23日 招待有り
-
研究集会「Tokyo Journal of Mathematics 筱田記念号刊行に寄せて」 2016年3月21日 招待有り
-
日本数学会2016年度年会(代数学分科会) 2016年3月17日 日本数学会
-
Workshop on Galois point and related topics 2013年9月14日 招待有り
-
下関数論小研究集会 2012年3月3日
-
上智大学数学教室談話会 2011年7月15日 上智大学理工学部数学教室
-
第49回可換代数研究集会 2010年12月29日
-
The 3rd MSJ-SI "Development of Galois-Teichmüller Theory and Anabelian Geometry" 2010年10月25日 Mathematical Society of Japan, Research Institute for Mathematical Sciences, Kyoto University
-
研究集会「多重ゼータ値の諸相」 2010年9月9日 京都大学数理解析研究所 招待有り
-
第8回北陸数論研究集会 2009年12月25日
-
研究集会「ガロア理論とその周辺 徳島2008」 2008年9月12日
-
研究集会「ガロア理論とその周辺」 2007年11月4日
共同研究・競争的資金等の研究課題
14-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A) 2020年4月 - 2025年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C) 2018年4月 - 2025年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B) 2014年4月 - 2019年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2010年4月 - 2015年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C) 2010年4月 - 2015年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2007年 - 2009年
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C) 2006年 - 2009年
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2006年 - 2008年
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2003年 - 2005年
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2002年 - 2004年
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 奨励研究(A) 2000年4月 - 2002年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 奨励研究(A) 1997年4月 - 1999年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 1997年 - 1999年
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 奨励研究(A) 1995年4月 - 1996年3月
学術貢献活動
2その他
13-
2011年 - 現在情報理工学科の「卒業研究」において、総まとめとして学科全体で行なっている「卒業研究発表会」に向けた予稿集原稿作成の添削や卒業研究発表の練習に充分な時間を掛け、「発表」の質を高めるよう指導している。
-
2006年10月 - 現在数学では従来板書を中心とした講義形式が伝統的であったが、近年は情報機器の使い勝手も良くなっているので、有効に活用することを模索している。プロジェクタ資料を主として授業を行なうのではなく、復習・概説部分に用いて、詳しい内容については従来通りの板書形式にするなど、試行錯誤をしている最中である。この資料も授業後は授業ウェブページに掲載している。また、オンライン授業の際には事前にLMS(moodle)を用いて受講生に提示するようにした。これはその後も可能な限り続けている。
-
2020年5月 - 2021年10月2020年初頭からの新型感染症蔓延により従来通りの教室での対面授業の実施が憚られたため、オンラインコミュニケーションツールZoomを用いて、同時双方向的な授業を実施した。投影資料を画面共有機能で受講生の画面に映しながらの説明だけでなく、スマートフォンカメラを書画カメラ代わりに用いて、机上の紙にその場で書いていくことで、教室での授業における板書を再現し、臨場感を持たせた。この試みは受講生にも評価され、2020年度春学期「数学BⅠ(微分積分)」(情報理工学科1年次必修科目)に対し、2020年度理工学部授業顕彰の対象科目に選ばれた。
-
2001年 - 2019年数学の基礎的な科目に於いては適切な時期に中間試験を行ない、理解度の確認を行なっていた。基本的な問題については期末試験にも追試的に類似の問題を出題している。授業期間中に教場試験の形式で実施することへの管理上の問題(不正行為対策など)のため、現在は中間試験の実施は取りやめている。
-
2011年11月 - 2011年11月2008年度から実施された理工学部再編にあたって、新学科のカリキュラム策定および実施運用に関わった経験から、この再編カリキュラムの理念と現状の問題点、ならびに見直しに向けた動きを紹介した。
-
2001年 - 2010年数学科の卒業研究に当たる「数学講究」において、総まとめとして学科全体で行なっている「数学講究発表会」に参加を義務づけ、予稿集原稿作成の添削や講究発表の練習に充分な時間を掛け、「発表」の質を高めるよう指導している。
-
2002年理工学部による自己点検評価活動の一環として、一部の授業担当科目について、学生による授業評価アンケートおよび授業の自己点検評価を実施した。
-
2001年大学のウェブサイト内の公式シラバスと別に、学科ウェブサイト内の個人サイトで授業に関するウェブページを運営し、実際に行なった授業の進度や配布したプリントの電子ファイルを掲載し、受講生の便宜を図ると共に、授業に関する情報交換に役立てている。
-
2001年講義のまとめプリントを適宜配布している。自習時に参考書を参照する際の手掛かりになることを目指して作成している。授業後には授業のウェブページにも掲載しているので、その科目の受講生のみならず、翌年以降の類似内容の科目の受講生も参考にしているようである。
-
2001年中間・期末試験問題も実施後に授業ウェブページに掲載している。翌年以降の類似内容の科目の受講生も参考にしているようで、どういうことを勉強して授業や試験に望めば良いかという指針として役立っているようである。問題作成に当たっても、そのようの利用も有効であるように、良質な出題を心掛けている。
-
2001年演習科目が併設されている数学科科目では、演習問題のプリントを予め配布し、発表希望者による板書発表を中心とする演習で、内容の理解と共に、発表の方法についても指導をしている。
-
2001年演習科目が併設されていない場合も、適宜答案作成形式の演習を行ない、理解度の確認を行なっている。可能な限り添削して返却すると共に、必要に応じて次回の授業で補足解説を行なう。
社会貢献活動
25