2014年4月 - 2017年3月
造血幹細胞の骨髄球系分化におけるSATB1-MS4A3系の役割
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
SATB1の造血幹細胞における機能を解析するため、SATB1コンディショナルノックアウトマウスの解析を行った。その結果、SATB1の欠失は造血幹細胞の数を減少させること、そして、SATB1の造血幹細胞における欠失は、骨髄再構築能を低下させることが分かった。また、SATB1レポーターマウスの解析によって、造血幹細胞におけるSATB1の発現がリンパ球系への初期分化に寄与していることが明らかになった。
SATB1の下流分子であるMS4A3のヒト白血病細胞における発現解析を行った。急性骨髄性白血病では、MS4A3の発現が上昇している場合があり、分子標的としてMS4A3を利用できる可能性が示唆された。
SATB1の下流分子であるMS4A3のヒト白血病細胞における発現解析を行った。急性骨髄性白血病では、MS4A3の発現が上昇している場合があり、分子標的としてMS4A3を利用できる可能性が示唆された。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 26461412
- 体系的課題番号 : JP26461412