講演・口頭発表等

国際会議

BCCハイエントロピー合金における原子構造の無秩序性の転位構造への影響

11th International Conference on Processing \& Manufacturing of Advanced Materials (THERMEC 2021)
  • 都留 智仁

開催年月日
2021年6月
記述言語
英語
会議種別
国・地域
オーストリア

ハイエントロピー合金(HEA)は、主要成分を持たない5元素またはそれ以上の成分が当原子分率で混合した結晶構造を持つ合金として定義される。HEAでは、従来の希薄合金を対象とした固溶強化理論による評価が困難な一方、特異な変形機構を生じ、強化の促進や強度と延性の両立などの優れた機能の創出が期待されている。本研究では、第一原理計算を用いて転位構造とその特性について検討を行った。BCC相が安定なMoNbTaVWと安定性の低いZrNbTaTiHfを対象として、第一原理計算とモンテカルロ計算によって計算された秩序構造を評価するとともに、平均二乗原子変位(MSAD)を評価した。さらに、モンテカルロ計算による秩序構造の生成と転位芯のエネルギーを統計的に整理することで、秩序・無秩序構造がMSADや転位芯構造に与える影響を評価した。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5070666