論文

2007年3月

「小・中学生のメディアリテラシーに関する一考察」

メディア教育研究
  • 向田久美子
  • ,
  • 坂元章
  • ,
  • 一色伸夫
  • ,
  • 森津太子
  • ,
  • 鈴木佳苗
  • ,
  • 駒谷真美
  • ,
  • 佐渡真紀子

Vol.3
No.2
開始ページ
71
終了ページ
83

(全体概要) 本研究では、小学6年生104名と中学3年生56名を対象に、テレビを中心としたメディアリテラシーの実態と発達的変化について探索的な検討を行った。メディアリテラシーを(1)商業主義に対する理解、(2)「メディアが現実を構成する」ことへの理解、(3)コンテンツの評価・分析、(4)制作技法の理解、の下位概念に分け、それぞれについて自由記述による回答を中心とした質問紙調査を実施した。その結果、メディアの商業主義は対象者の約半数が理解していること、対象者の約1~2割は「メディアが現実を構成する」ことの理解が十分でないこと、制作技法に関する知識は小学生よりも中学生のほうが高いこと、小学生から中学生にかけてメディアリテラシーが高まる傾向にあること、などが示された。今後の課題として、質問項目や回答形式の工夫など、方法論的な改善を図った上で、メディアリテラシーの実態をより掘り下げていく必要があると議論された。

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