2016年4月 - 2019年3月
農村女性のキャリア形成にみる世代変化-直系制家族50年の反復調査より-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
山梨県勝沼町での農村直系制家族100世帯余を対象とした50年間の長期反復調査の結果より、後期高齢期になっても家族農業の担い手であり続けている農家女性たちを確認することができた。他方、新しい農業の担い手は、家族農業の後継者だけでなく多様化していることがわかった。勝沼町の農村女性活躍の事例からはセカンドキャリアとして就農するケース、若手女性農業者を対象とした行政支援の取組み事例からは新規就農のケースが確認できた。しかし、長期反復調査の対象世帯では、女性後継者が農地を相続していても経営は夫に委ねる傾向があり、初期職業教育・訓練から農業を選択する女性農業者はさらに次の世代になる。
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- 課題番号 : 16K00762
- 体系的課題番号 : JP16K00762
この研究課題の成果一覧
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論文
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開発学研究 33(1) 18-29 2022年7月 査読有り
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開発学研究 31(3) 20-28 2021年3月 査読有り
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十文字学園女子大学紀要 (49) 71-82 2018年3月31日 査読有り筆頭著者