2019年2月
高知県土佐市のモウソウチク林分で生じた高密度の局所開花
森林応用研究
- ,
- 巻
- 28
- 号
- 1
- 開始ページ
- 11
- 終了ページ
- 15
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.20660/applfor.28.1_11
- 出版者・発行元
- 応用森林学会
<p><tt>モウソウチク(</tt>Phyllostachys edulis<tt>)は</tt>, <tt>マダケ(</tt>P. bambusoides<tt>)やハチク(</tt>P. nigra var. henonis<tt>)に見られる広域な一斉開花の様相を示さず,局所的な小規模開花の様相を示し,開花林分内における開花稈の密度(開花強度)も低いことが知られている。しかし</tt>,<tt> </tt>2018 <tt>年</tt>9 <tt>月</tt>, <tt>高知県土佐市のモウソウチク林分において</tt>, <tt>高密度な開花が検出された。すなわち,林分あたりの開花稈数は既存報告中で最大級の</tt>328 <tt>本であった。開花稈の主稈は緑色のまま残存しており,明確な結実は認められなかった。これらは,タケ・ササ類に対してしばしば予想される一斉開花の現象や一回繁殖型の生活史</tt>, <tt>そして過去のモウソウチク開花林分の報告事例には必ずしも合致しない現象であり,今後の情報整理と継続調査が必要である。</tt></p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.20660/applfor.28.1_11
- ISSN : 1342-9493
- CiNii Articles ID : 130008062797
- CiNii Books ID : AA11883704