MISC

2003年7月

代謝物拡散能を利用した細胞内・外コンパートメント環境の疾患と発達による変化の検討

INNERVISION
  • 原田 雅史
  • ,
  • 松崎 健司
  • ,
  • 宇野 昌明
  • ,
  • 森 健治
  • ,
  • 松田 豪

18
8
開始ページ
55
終了ページ
55
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)インナービジョン

MRIのみでは組織や細胞のコンパートメントを分離し評価することは困難であると考えられ,代謝物の局在を利用したコンパートメント評価は有用性が高いと考えられた.代謝物濃度に加えて代謝物ごとの拡散能を測定することにより,代謝物の局在ごとのコンパートメントの環境変化の違いを評価した.臨床用MRI装置による代謝物拡散能の測定は,技術的な改善の余地と,臨床応用のための再現性やばらつきの検討を加える必要があるが,十分実用であり,これ迄の方法では得られない細胞や組織の局在化が可能であり,これらに起因する環境変化を反映する情報が非侵襲的に得られる点で,臨床的にも非常に有用な方法であると考えられた

ID情報
  • ISSN : 0913-8919
  • 医中誌Web ID : 2004015834

エクスポート
BibTeX RIS