講演・口頭発表等

1994年5月16日

粗い前置量子化器を用いる2段階 : 最近傍探索手法の性能評価

電子情報通信学会技術研究報告. IT, 情報理論
  • 山田 芳郎
  • ,
  • 坂下 聡
  • ,
  • 田崎 三郎
  • ,
  • 都築 伸二

記述言語
日本語
会議種別

2段階-最近傍探索アルゴリズムと名付けたベクトル量子化の高速符号化手法について新たな提案が行われている.但し、量子化性能は全探索アルゴリズムを用いた場合と変わらないことを前提としている.粗い前置量子化器を全情報源空間に対して部分的に用いる手法については既に報告がある.本報告では,これを拡張して全体に対して用いている.情報源空間の分割範囲を最適値に設定することにより,本手法が効率良く用いられることを示した.結果として,木探索アルゴリズムと比較して必要とする記憶容量は増加するものの,探索に要する計算量は減少させることができた.