講演・口頭発表等

2011年2月24日

選択型及び同時型デュアルモード伝送PLC方式のスループット特性(ネットワークプロセッサ,通信のための信号処理,無線LAN/PAN,一般)

電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式
  • 江田 暁彦
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  • 都築 伸二
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  • 川崎 裕之
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  • 山田 芳郎

記述言語
日本語
会議種別

電力線通信(PLC)信号の注入抽出モードにはディファレンシャルモードとコモンモードの2種類があるため,伝搬モードはそれらの組合せの4通りある.従って,デュアルモード伝送PLC方式には,これらの4通りの伝搬モードの中から最も良いモードを選ぶ選択型と,2つの注入抽出モードを同時に使用する同時型がある.本稿では,家庭内DC給電および船内DC給電を想定した電力線路を構築し,選択型及び同時型のスループット特性を評価した.その結果,電力線線路の平衡度が良い時には同時型を使用すれば,スループットが従来方式より最大で1.9倍以上改善することを実験的に示している.また,平衡度が良くない線路では,同時型と選択型を使い分けることによって,従来方式と同等もしくはそれ以上のスループットが得られることを述べている.

リンク情報
URL
http://ci.nii.ac.jp/naid/110008689481