2008年6月5日
情報通信への情報統計力学的アプローチ : 「たくさんあること」がもたらすもの
日本神経回路学会誌 = The Brain & neural networks
- 巻
- 15
- 号
- 2
- 開始ページ
- 126
- 終了ページ
- 135
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.3902/jnns.15.126
- 出版者・発行元
- Japanese Neural Network Society
難しい組み合わせ最適化問題に対して,個々の問題の代わりにランダムな問題群を考え,問題の規模を十分大きくすることによって問題の詳細によらない巨視的な構造を捉えよう,という情報統計力学の方法論が注目を集めている.本稿では,kSATに対する近年の情報統計力学的アプローチの概要を解説するとともに,線形符号の復号の問題を一種の組み合わせ最適化問題として捉え,kSATとの対比に留意しつつ情報統計力学からのアプローチの一端を紹介する.
- リンク情報
- ID情報
-
- DOI : 10.3902/jnns.15.126
- ISSN : 1340-766X
- CiNii Articles ID : 10021157989
- CiNii Books ID : AA11658570