2015年8月 - 2017年3月
大規模疫学研究による飲酒がインスリン作用に及ぼす影響の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援 研究活動スタート支援
長野県佐久総合病院人間ドック科の2008-2013年度の受診結果を用いて縦断解析を行った。対象者は2008-09年度に受診した糖尿病、インスリン分泌障害、インスリン抵抗性を持たない30-74歳の2100名で、純アルコール摂取量より非飲酒者、少量飲酒者、適量飲酒者、過剰飲酒者の4群(厚生労働省の推奨量に基づく)に分類した。2014年4月までのインスリン分泌障害とインスリン抵抗性の発症リスクを評価したところ、インスリン分泌障害、抵抗性ともに飲酒量が多いほどリスクは有意に上昇し、非飲酒者と比較した過剰飲酒者のリスクはどちらも約1.6倍であった。
- ID情報
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- 課題番号 : 15H06913
- 体系的課題番号 : JP15H06913