共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年4月 - 2022年3月

海洋環境生態系との調和が可能な高耐久電気防食工法の開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
19K04553
体系的課題番号
JP19K04553
配分額
(総額)
4,420,000円
(直接経費)
3,400,000円
(間接経費)
1,020,000円

海洋環境との調和が可能なコンクリートとしてアミノ酸の一種であるアルギニンを添加したコンクリートが開発されている.一方で,RC構造物の塩害対策として電気防食が適用される事例が増加しているものの,通電に伴い陽極被覆材が比較的早期に劣化する現象が指摘されている.そこで本研究では,塩基性の高いアルギニンを添加した陽極被覆材を用いた電気防食工法の陽極システム耐久性と防食効果について検討を行った.この結果,アルギニンを添加した場合でも,電気防食工法の陽極被覆材として実用可能な基礎物性を有するとともに,アルギニンを添加することによって,通電に伴う陽極被覆材の性能低下程度が緩和される傾向を示した.

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19K04553
ID情報
  • 課題番号 : 19K04553
  • 体系的課題番号 : JP19K04553