論文

査読有り
2013年

問診データに対する潜在トピックモデルに基づく健診データ解析

医療情報学
  • 畠山豊
  • ,
  • 宮野伊知郎
  • ,
  • 片岡浩巳
  • ,
  • 中島典昭
  • ,
  • 渡部輝明
  • ,
  • 奥原義保

33
5
開始ページ
267
終了ページ
277
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.14948/jami.33.267
出版者・発行元
Japan Association for Medical Informatics

健康診断において被験者の問診項目情報も利用する解析を行う妥当性評価のために,問診項目の記述内容と健診における検査結果との関係性を解析した.問診情報は多数の項目(270項目)から構成されているため被験者ごとの記述特徴を直接的に抽出することは困難である.各被験者の生活習慣を潜在トピックとし,その条件下で回答パターンを確率モデルとして記述し,潜在的ディリクレ配分法によって各潜在トピックを抽出することにより,被験者群の問診特徴を自動で抽出する.4,381被験者に対し30トピックで分割し検査値分布の比較を行い,各群において検査項目(血糖値,TG,eGFR)が他の群と比較して差が存在している(p<0.05)場合,その検査値に対応した問診項目回答パターンであることを示した.この解析結果は,診断時における主訴や病歴情報と同様に,被験者の状態を把握するために問診情報が重要な判断基準として利用可能であることをデータに基づき示した.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.14948/jami.33.267
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130004709162
URL
https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/10042091058?from=CiNii
ID情報
  • DOI : 10.14948/jami.33.267
  • ISSN : 0289-8055
  • CiNii Articles ID : 130004709162

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