基本情報

所属
京都大学 大学院生命科学研究科 准教授
(兼任)附属生命情報解析教育センター(CeLiSIS) ゲノム機能抽出教育部門 准教授
学位
博士(生命科学)(2008年9月 京都大学 生博第151号)

研究者番号
70570167
ORCID iD
 https://orcid.org/0000-0001-6578-8095
J-GLOBAL ID
201101008394927993
researchmap会員ID
B000003544

外部リンク

【研究】光合成における炭素固定は,地球生態系の物質循環の出発点であり,無機物から有機物を生み出す転換点でもあります.故に,時々刻々と変動する環境において,その光合成の営みを柔軟かつ堅牢に維持するメカニズムを理解することは極めて重要です.私は,水圏に生息する光合成生物とピレノイドを中心とする相分離オルガネラをモデルとして,分子細胞遺伝学・高解像度リアルタイムイメージング・ゲノム情報解析・マルチオミクス解析,機械学習などの手法を駆使し,光合成を維持する生命の生存戦略を分子の言葉で理解することを目指しています.得られた基礎研究の成果を活用した応用研究への展開も視野に入れ,人類が直面している環境破壊や食糧不足などの諸問題を解決する礎となる研究を進めます.

主な研究テーマ

1. 過酷に変動する環境で生き抜く光合成生物の生存戦略の分子基盤

2. ピレノイドをモデルとした相分離オルガネラの創発・消失・継承を制御する分子基盤

3. 炭素固定能力の限界突破を見据えた相分離オルガネラのエンジニアリング 

【教育】学部教育においては,生物・生命科学の入門となる講義や,生物学の面白さに触れることができる生物実習を担当しています.大学院教育においては,次世代シーケンサーから得られるビッグデータの解析手法について,UNIX, R, Python, Dockerなどをベースに,それらに全く触れたこともない初学者に実践的に叩き込む演習形式の講義や,生命科学のフロンティアを学生と英語で議論するディカッション形式の講義等を主に担当しています.これからの生命科学研究者に必須である,実験駆動及びデータ駆動生命科学を両輪で推進するための大学・大学院教育に携わっています.


主要な委員歴

  6

主要な論文

  44

主要な書籍等出版物

  11

主要な講演・口頭発表等

  131

主要な共同研究・競争的資金等の研究課題

  18

産業財産権

  2

主要な学術貢献活動

  24

主要な社会貢献活動

  12

主要なメディア報道

  15

その他

  1
  • PNAS, Plant Cell, Plant Physiology, New Phytologist, Journal of Experimental Botany, Photosynthesis Research, Plant Communications, Plant Molecular Biology, Gene, Journal of Applied Phycology, Journal of General and Applied Microbiology, Communicative & Integrative Biology, Environmental Control in Biology