2015年4月 - 2018年3月
体外増幅自己赤芽球移植と自己骨髄単核細胞移植による血管新生治療の比較試験
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
重症虚血肢への自己骨髄細胞移植(BMI)による血管新生治療はある一定の効果はあるが、問題点が多い。我々は次世代血管新生治療として「重症下肢虚血に対する体外増幅自己赤芽球移植による血管新生治療の第I/II相臨床試験(EVEETA)」を開発し良好な結果を得た。本研究では従来法であるBMI療法と体外培養法によるEVEETA療法、この2つの血管新生療法の治療効果および安全性を検討した。いずれの治療法も急性期効果は得られたが、長期効果を検討するとBMI療法では1年以内に約半数の症例で何らかの切断術が施行された。EVEETA療法では下肢切断術を要する症例はなく、治療効果が長期間持続していると考えられた。
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- 課題番号 : 15K09117
- 体系的課題番号 : JP15K09117