Mar, 2020
A県内の医療機関における生命危機場面での病棟看護師の看護行為に対する職務満足と振り返りの実態調査
新潟看護ケア研究学会誌
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- Volume
- 6
- Number
- First page
- 19
- Last page
- 25
- Language
- Japanese
- Publishing type
- Publisher
- 新潟看護ケア研究学会
【目的】本研究の目的は、院内急変時対応システム(以下院内対応システム)を導入している医療機関に勤務する一般病棟看護師の生命危機場面における看護行為に対する職務満足と振り返りの実態を明らかにすることとした。【方法】院内対応システム要請下で生命危機場面を経験したことがある4施設の一般病棟看護師を対象に無記名自記式質問紙による実態調査を行った。質問内容は、「生命危機場面における看護行為に満足したか」への5段階評価とその理由を自由記載で求めた。また「同僚及び同僚以外と振り返りを実施したか(Yes/No)」を問うた。【結果】配布数158名、回収率65.2%、うち有効回答率83.5%であった。生命危機場面の看護行為に対し45.4%の一般病棟看護師が満足しておらず、同僚以外との振り返りを実施していた一般病棟看護師は11.6%であった。【結論】今後、院内対応システムを効果的に運用するためには、院内急変時対応チームが主導となり多職種で振り返りを実施し、生命危機場面に関わった一般病棟看護師へ教育的配慮と指導が必要であることが示唆された。(著者抄録)
- ID information
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- ISSN : 2188-9864
- Ichushi Web ID : 2020274619