2017年3月
看護学生の臨地実習中の主体性に影響を与える自身の要因
新潟看護ケア研究学会誌
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- 巻
- 3
- 号
- 開始ページ
- 13
- 終了ページ
- 20
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 新潟看護ケア研究学会
研究目的:看護学生は、学内での学習に基づき、臨地実習で高度な知識や技術、判断力の習得を目指すが、主体性をもって臨地実習に臨むことができていない現状がある。そこで本研究は、看護学生の臨地実習中の主体性に影響を与える自身の要因を明らかにすることを目的とした。研究方法:臨地実習を終えたA大学看護学専攻4年生9名を対象にフォーカスグループインタビューを行い、質的記述的分析を行った。結果:675コード、48サブカテゴリー、24カテゴリーが抽出され、最終的に【学習者としての意識】【臨地実習における学習準備状況】【看護師に対する意識】【グループダイナミクス】【リアリティショック】の5コアカテゴリーに集約された。また5つのコアカテゴリーについて、【学習者としての意識】を根底にもち、各要因の大小が主体的な行動の可否に影響を及ぼしているという関係性が明らかとなった。これらの要因について看護学生及び看護師、指導者が理解をすることで、看護学生がよりよい臨地実習での態度を身につけることが期待できる。(著者抄録)
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 2188-9864
- 医中誌Web ID : 2017248217
- CiNii Articles ID : 40021198002
- CiNii Books ID : AA12746323