論文

査読有り
2000年10月

一体型改良舶用炉MRXの設計

Nuclear Engineering and Design
  • 楠 剛
  • ,
  • 小田野 直光
  • ,
  • 頼経 勉
  • ,
  • 石田 紀久
  • ,
  • 星 蔦雄*
  • ,
  • 迫 淳*

201
2-3
開始ページ
155
終了ページ
175
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1016/S0029-5493(00)00285-5

船舶推進用として、改良舶用炉MRXの概念を確立した。MRXの設計目標を、小型化、軽量化、安全性向上及び信頼性向上として設定し、水張格納容器の採用により、「むつ」の約3倍の定格出力で、約1/2の容積及び重量まで小型・軽量化した。また、受動的安全設備の採用により、動的機器の数は在来型のPWRに比べて大幅に減少させることができた。受動的安全設備の機能については、解析により、また、一部実験により安全が確保できることを確認した。また、PSAにより、MRXの炉心損傷確率は在来PWRよりも2桁程度小さいことが示された。さらに、MRXを搭載した原子力コンテナ船と在来ディーゼル機関のコンテナ船との経済性比較を行い、大量で高速な貨物輸送のニーズに対して原子力船が有利であることを示した。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1016/S0029-5493(00)00285-5
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5077
ID情報
  • DOI : 10.1016/S0029-5493(00)00285-5
  • ISSN : 0029-5493

エクスポート
BibTeX RIS