論文

査読有り 筆頭著者
2002年

多自然居住地域における市民農園の利用実態および利用者ニーズの把握

ランドスケープ研究
  • 美濃伸之
  • ,
  • 中瀬勲

65
5
開始ページ
879
終了ページ
884
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.5632/jila.65.879
出版者・発行元
社団法人日本造園学会

本研究では,兵庫県の多自然居住地域における市民農園の利用実態の把握を試みた。その結果,都市部の市民農園では,60代中心の世代による近距離・高頻度利用に偏り,その満足は農林業に関わるものから得られていた。それに対し,多自然居住地域のものでは,都市部に比べて利用者層がやや若く50代中心であり,より幅広い世代により多様な利用がなされ,その満足も農林業に関わるもののみならず,景観や地域交流から得られていることから明らかとなった。これらのことから,多自然居住地域における市民農園は,都市農村交流の核となる可能性を十分に有し,その媒介としては農林業や周辺環境に関するものが重要な役割を果たすと考察された。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.5632/jila.65.879
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110004308366
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10455955
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/6225422
URL
https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00375630895?from=CiNii
ID情報
  • DOI : 10.5632/jila.65.879
  • ISSN : 1340-8984
  • CiNii Articles ID : 110004308366
  • CiNii Books ID : AN10455955

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