2022年3月
核データ分野における重陽子入射反応の理論研究
Few-Body Systems
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- 巻
- 63
- 号
- 1
- 開始ページ
- 4\_1
- 終了ページ
- 4\_6
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1007/s00601-021-01712-2
重陽子加速器を用いた大強度中性子源が理工学分野だけでなく医療応用に対しても提案されている。このような施設の設計には、重陽子入射反応に関する高精度かつ広範な核データが要求される。しかしながら、実験データのみを用いてこの要求を満たすことは困難である。そのため、実験データを内外挿して必要な核データを完備するために、理論計算が重要な役割を果たす。こうした状況の下、我々は重陽子入射反応用の計算コードDEURACSを開発している。本研究では、DEURACSの計算値を様々な実験値と比較することにより本コード内の理論モデルの妥当性を検証するとともに、重陽子入射反応を精度良く予測する上で分解過程の考慮することがいかに重要かを示す。
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- ID情報
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- DOI : 10.1007/s00601-021-01712-2
- ISSN : 0177-7963