2017年8月 - 2019年3月
CO2応答性イオン液体のアニオン交換能を用いた金属アニオン種の抽出・逆抽出制御
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援
- 課題番号
- 17H07353
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 2,990,000円
- (直接経費)
- 2,300,000円
- (間接経費)
- 690,000円
本研究では、従来の抽出・逆抽出の制御のために精密なpH調整が必要であり煩雑であった溶媒抽出法を用いた金属イオンの分離に対して、CO2とN2のバブリングのみにより容易に抽出・逆抽出の制御が可能である新規抽出系の開発を行なった。
疎水性の有機系アミンであるN,N-ジシクロヘキシルメチルアミンを用いた抽出系では、数種の金属アニオン種に関するCO2とN2のバブリングによる抽出および逆抽出可能であったが、水溶液の条件によっては分相性に課題もあった。一方、疎水性のアミノ基導入イオン液体を用いた抽出系では、より高い疎水性を有し数種の金属アニオン種に関する抽出能を示した。
疎水性の有機系アミンであるN,N-ジシクロヘキシルメチルアミンを用いた抽出系では、数種の金属アニオン種に関するCO2とN2のバブリングによる抽出および逆抽出可能であったが、水溶液の条件によっては分相性に課題もあった。一方、疎水性のアミノ基導入イオン液体を用いた抽出系では、より高い疎水性を有し数種の金属アニオン種に関する抽出能を示した。