基本情報

所属
創価大学 学士課程教育機構総合学習支援センター 助教
学位
博士(学術)(2023年2月 東京大学)
修士(学術)(2015年3月 東京大学)
学士(教養)(2013年3月 東京大学)

J-GLOBAL ID
202001006904529553
researchmap会員ID
R000000784

権威主義体制(非民主主義体制)における統治のあり方に関心があり、現代のエジプトをフィールドにして研究しています。博士論文では、ムバーラク政権期のエジプト(1981-2011)において政府がなぜ大規模抗議行動(2011年の1月25日革命)の発生を防ぐことに失敗したのかを、政治制度や政府が行った抑圧に着目して分析しました。

現在は、スィースィー政権成立後のエジプト政治に関心があります。特に、スィースィー政権における政府の開発政策に興味があり、現在は保健・医療政策(医療保険制度改革、1億人保健イニシアティブ、C型肝炎撲滅達成など)が実際にどのような形で実施されているのかについて調べ始めています。

一般に権威主義体制においては選別的な社会政策が実施されやすいという傾向が先行研究で指摘されていますが、スィースィー政権は少なくとも表面上は普遍的な医療政策の実施を謳っています。実際に医療政策が普遍的な傾向を持っているのか、持っているとすればいかなる条件下で可能になるのか、持っていないならば誰が優遇されているのか、といった点を明らかにし、そこから何らかの理論的知見を導いて権威主義体制研究一般に(も)貢献することが当面の目標です。

☆業績につき、オープンアクセスのものは当該ページにダウンロードページのURLを掲載しています。


研究キーワード

  4

論文

  4

書籍等出版物

  1

講演・口頭発表等

  12

担当経験のある科目(授業)

  2

所属学協会

  2

共同研究・競争的資金等の研究課題

  3