共同研究・競争的資金等の研究課題

2015年4月 - 2018年3月

導入種コレマンアブラバチにおいて夏季に世代継続を阻害する要因の解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
15H04463
体系的課題番号
JP15H04463
配分額
(総額)
13,260,000円
(直接経費)
10,200,000円
(間接経費)
3,060,000円
資金種別
競争的資金

要因解明の基盤的手段としてDNA解析による種識別法をアブラムシの一次寄生蜂11種と二次寄生蜂8種について確立した。二次寄生蜂相を土着種と比較したところ、回避できていたと考えられる二次寄生蜂種数はナケルクロアブラバチが3種、ダイコンアブラバチが2種だったのに対し、コレマンアブラバチは1種と少ないことがわかった。内的自然増加率はコレマンアブラバチが優位であるが、アブラバチ間での同一の寄主個体をめぐる競争では土着種に対して劣勢となる場合があり、ビニールハウス内ではコレマンアブラバチと土着種の共存が観察された。以上から、二次寄生蜂がコレマンアブラバチの個体群の崩壊を招いている可能性が高いと考えられた。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-15H04463/15H04463seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15H04463
ID情報
  • 課題番号 : 15H04463
  • 体系的課題番号 : JP15H04463

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