2011年9月
確率論に基づく免震原子力施設の応答に関する研究,2; 免震建屋モデルのパラメータの感度解析
Dynamics and Design Conference 2011(D\&D 2011)講演論文集(CD-ROM)
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- 開始ページ
- 10
- 終了ページ
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
PSAにおいては地震応答解析によって見積もられた応答が建屋及び免震層の物性値や材料特性のばらつきによって変動する可能性を考慮する必要がある。そこで本報では第1報の地震応答解析で用いた積層ゴムの非線形性を考慮した免震建屋モデルのパラメータの感度解析を行った。各パラメータのばらつきの上下限値として対数標準偏差相当の値を与えて応答を解析し、その結果をばらつき無しの中央値による解析結果と比較した。その結果、非線形性が生じるほど大きい地震規模では、建屋のパラメータのばらつきや積層ゴムのハードニング開始変位及びソフトニング開始荷重のような免震層のパラメータのばらつきは高い感度を有することが示された。これらの感度の高いパラメータに注目してばらつきを詳細に検討することが必要である。