免震を採用した高速炉プラントの地震応答解析手法に関する研究; 免震システムの解析モデルと原子炉容器の座屈評価への影響
日本機械学会2020年度年次大会
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- 開催年月日
- 2020年9月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 名古屋(online)
- 国・地域
- 日本
ナトリウム高速炉(SFR)は、軽水炉よりも昇温による熱応力が大きいこと、そして低圧運転であることから、SFRは軽水炉と比較して薄肉構造になっている。この薄肉構造は厳しい地震に大きく影響されることから、SFRではこの地震動を減衰するために免震装置の設置を検討している。SFRでは、積層ゴム(厚肉積層ゴム)を採用している。この厚肉積層ゴムの特徴については1/2スケールのモデルでの静的加力試験によってその力学的特性が明らかになり、その解析モデルとして非線形の特徴を有するモデルが提案されている。一方、地震PRAではSFRの免震プラントの中での使用になることから、本研究では改良した解析モデルを使った地震応答解析を実施し、床応答スペクトルの加速度応答を把握した。免震ゴムの非線形性の特徴を考慮して原子炉容器の破損確率を改良した。